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| 血を吐いたときは食道、胃、十二指腸の病気が考えられます。 |
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| 1) |
逆流性食道炎:胃液や十二指腸液が胃から食道へ逆流して、食道の粘膜の炎症をおこすものです。食道裂肛ヘルニアを伴っていることが多く、高齢者の方に多く発生します。
食後の胸焼けや前胸部の痛みがでます |
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| 食道と胃の境界部に数条の発赤を認めます。食道裂肛ヘルニアを合併しています。 |
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食道潰瘍:逆流性食道炎に伴うものが多く、食道の下部1/3が好発部位です。 |
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| (1)数条の潰瘍を認めます。 |
(2)風邪薬を大量に飲んで発生した食道潰瘍。潰瘍からの出血を認めます。 |
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| 3) |
食道癌 :男性に圧倒的に多くみられます。(女性の約10倍の頻度)
喫煙とアルコールが誘因に関与しています。最も多い症状は嚥下時の痛み、嚥下困難、体重減少などです。まれに食べ物がつかえ、吐いた時に血が混じることがあります。 |
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| 限局性潰瘍癌。進行癌。食道壁の2/3周を占め、出血しています。 |
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| 4) |
胃潰瘍:年齢により、潰瘍の発生部位に差があります。胃の上部の潰瘍は高齢者に多く、低酸の傾向があります。胃の下部の潰瘍は若い人に多く、過酸症を伴っています。
胃粘膜にピロリ菌がいると、潰瘍ができやすく、治りにくく、再発しやすくなります。 |
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| 潰瘍底に凝血塊が付着している。 |
凝血塊をWash outすると、潰瘍底に血管断端が露出、アルコール注入して止血を行った。 |
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| 5) |
十二指腸潰瘍:圧倒的に若い人に多く、空腹時や夜間に痛みが生じます。胃潰瘍よりも治りやすいのですが、再発しやすい特徴があります。老人では無症状で潰瘍が大型化し、出血をくりかえすことがあります。 |
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| 十二指腸潰瘍 |
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| 6) |
胃ポリープ:まれにポリープ表面から出血することがあります。ポリープから癌化する頻度は1〜2%といわれてます。 |
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| (1)表面より出血しています。 |
(2)ポリープ茎部にワイヤーをかけ、通電しているところです。 |
(3)ポリープの切除断端からの出血を防ぐ為、止血剤を散布しているところです。 |
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| 7) |
胃癌:年間死亡数は約5万にのぼります(2000年統計で)。50〜60歳の男性に多い傾向がみられます。(男女比2:1) |
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| 潰瘍形成型・進行癌 |
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| 便に血がまじった時は大腸や肛門の病気が考えられます。 |
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| 1) |
内痔核:排便時いきんだ時に充血し、ふくらんだ痔核から出血してきます。多くは痛みを伴いません。 |
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| ふくらんだ痔核あり、出血が見られます。 |
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| 2) |
直腸炎:排便時いきんで押し出された直腸の粘膜が硬い便でこすられて出血します。 |
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| 排便でいきみ、脱出した直腸粘膜から出血が見られます。 |
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| 3) |
大腸憩室症:腸管の内圧が高まり、壁の抵抗が弱い部分が外側に袋状に飛び出したものです。40才以上の中高年で、年をとるにしたがって増えていきます。多くはとくに症状はでませんが、憩室炎になると腹痛や発熱が生じ、ときには血便が発生します。 |
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| 多数の憩室が見られます。 |
憩室内に凝血塊が付着しています。 |
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| 4) |
潰瘍性大腸炎:原因不明の大腸に潰瘍ができる病気です。腹痛、粘血便が主症状で、周期的に症状が軽快、増悪をくりかえします。直腸から病変が奥に広がっていくのが特徴です。若い時期(20才にピーク)から病気がはじまります。近年毎年10%の割で増加してます。 |
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| 5) |
虚血性大腸炎:心臓の狭心症のように、大腸に入る血管内の血液の流れが一時的に障害されて発生します。突然の腹痛と血便が特徴です。高血圧症、動脈硬化、糖尿病などの方に出現しやすいようです。ほとんどの場合、食事制限と輸液療法で短期間のうちに回復します。 |
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| 6) |
大腸ポリープ:大腸にできるポリープのおよそ80%は腺腫(アデノーマ)といわれる癌になりやすいポリープです。ポリープには、きのこ状に根元がくびれた有茎性ポリープと、全体が盛り上がった広基性ポリープとがあります。有茎性ポリープは一般に良性のものが多く、広基性ポリープ(とくに2cm以上のもの)は腺腫性のものが多く、癌になりやすいといわれています。ポリープは小さいうちにはほとんど無症状ですが、大きくなるにつれて、出血して、便に血が混じってくることがあります。 |
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| 腺種内癌 |
大きなポリープですが、分割してポリープ切除が出来ました。 |
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| 7) |
大腸癌:最近の食生活の変化(多量の脂肪摂取と食物繊維の減少)が大腸癌の発生に
重要な役割を果たしているといわれています。発生部位別では直腸癌が圧倒的に多く(50%)、S状結腸癌(30%)や上行結腸癌(13%)は最近増加傾向にあります。
大腸ファイバーの普及により、早期癌がポリペクトミーで処置される例が飛躍的に増加してます。 |
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| S状結腸癌(進行癌・隆起型) |
直腸癌(進行癌・潰瘍型) |
直腸癌(進行癌・狭窄型) |
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内視鏡的ポリペクトミーは茎のあるようなポリープの切除に用いられています。茎の根元をワイヤーでしばり、通電して切除します。
胃ポリープ、大腸ポリープの切除におこなわれます。 |
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| (1)比較的大きなポリープですが、有茎性です。 |
(2)ポリープの茎部にワイヤーをかけ、通電しているところです。 |
(3)ポリープを切り離したところです。断端からの出血は生じていません。 |
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一方、粘膜切除術は平坦な病変の切除に用いられます。最近、早期胃癌では患者さんの
QOL(生活の質)を重要視して、採用してきている施設がふえてきています。 |
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| 胃角部に微小癌があります |
色素を散布すると非癌部は色素に染まりますが、癌部は元の色調のまま、残ります |
病変部を含めて、周辺粘膜を切除します |
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| 切除された標本です |
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